ローランドはヤマハと同じく浜松に本拠地がある電子楽器メーカーです。
作っている製品もヤマハと似ているところもあり、電子ピアノや電子ドラムなどでお互いにしのぎを削りあっています。
ですがローランドにあってヤマハにないもの、その代表格は「オーディオインターフェース」でしょう。
オーディオインターフェースとは、楽器やマイクなどの音をパソコンへ録音などする際に使用する機材で、DTMをするのであればには絶対的に必要な機械です。
(完全にパソコン内のソフト音源だけを使うのであればいらないかもしれないけどね)
パソコン本体にも簡単なマイクなどは付けられますが、本格的なマイクを使おうと思ったらオーディオインターフェースが必要となってきます。
又、パソコンで再生する音楽などを高音質で聞く場合にも必要になります。
(聴き専の人とかね)
管理人もその昔、ローランドのオーディオインターフェースを使っていました。
その機材(「UA-25」という製品)は現行のローランド製オーディオインターフェースの先駆け的な機種です。
思い出としては、探しても楽器屋にはそれしかオーディオインターフェースが置いてなかったり、片方のチャンネルの音量を上げてると逆側のチャンネルでノイズが出たりなどいろいろありますw。
良い印象としてはドライバがしっかりしていたので、使っている途中で原因不明のエラーが出るなんてことはなかったことですかね。
(これは今のローランド製オーディオインターフェースでもそうみたい)
調べてみると今のローランドは昔に比べていろんなオーディオインターフェースを出しているようです。
今回は昔買った「UA-25」と同じような価格帯の「Rubixシリーズ」について調べてみることにしました。
今後またローランド製品のお世話になるかもしれないしね。
Rubix44
価格 35000円
4in/4out アウトはTRSが4つ |
Rubix44の特徴
・4in/4out・コンプレッサー/リミッターを装備
・XLRコンボ・ジャック
・iPadにも対応
・MIDI IN/OUTを装備
Rubix44のADDAは4in/4outです。
4inは全部XLRコンボ・ジャックなのでキャノンでもTRSでも使えますし、マイクに関しては4つともファンタム電源対応、それにギターやベースなどが直接挿せるハイインピーダンスにも対応しているのでかなり使える入力口になっています。
(ただしこのHi-Z対応しているものはチャンネル1Lと3Lの2つのみ)
MIDI IN/OUTもあるのでMIDIキーボードを使っての打ち込みもできます。
便利なのはコンプレッサー/リミッターが搭載されているところで、youtubeなどでゲーム実況等の個人放送をするときに良いですね。
マイクにコンプレッサーやリミッターをかければ、ホラーゲームなどで驚いたりして突然絶叫しても音が割れずにすみますw。
前面にあるつまみでコンプレッサー/リミッターを調節できるのもやりやすそうです。
接続はUSB2.0で繋ぐのでiPadなどの電子タブレットを使っている人にも使え、そういった方にもおすすめできますね。
ただ難点はACアダプタ電源というところでしょうか。
USBバスパワーではないのでコンセントのあるところでしか使えません。
外での録音などは難しそうです。
Rubix24
価格 24000円
インが2つにアウトがTRSで4つ |
Rubix24の特徴
・2in/4out後はRubix44と同じだが電源がUSBバスパワー
こちらはRubix44の入力口が2つになったバージョンのようです。
(2チャンネルなのでギターなどのHi-Z対応しているのは片側の1チャンネルのみ)
入力が2つ減って値段が10000円下がるということは、この入力口2つに10000円の価値があるみたいですねw。
(1チャンネル約5000円かあ)
大きな特徴としては電源がUSBバスパワーなので、ノートパソコンやタブレットならば外でも使用できるのがRubix44よりも使い勝手が良いところです。
Rubix44は本体もでかいので室内固定で使うのを想定し、Rubix24は持ち運ぶことも想定しているのでしょうかねえ。
でも電気の消費量は激しくなりそうですけどねw。
Rubix22
価格 18000円
シンプルにインが2つアウトが2つ |
Rubix22の特徴
・2in/2out後はRubix24と同じだがコンプレッサー/リミッターがない
とにかくRubixシリーズで一番安いのが大きな特徴です。
安いのに基本的な性能は持っていますので、コンプレッサー/リミッターなどの余計な機能がいらない人には良さそうです。
あと、録音はせずに音をスピーカーで出して聴きたいけどそこまで高い機材はいらないという人におすすめです。
(聴くだけなら4outもいらないしね)
機能や立ち位置からみると、昔買った「UA-25」は今だとRubix22のクラスみたいですねえ。
(あれも2in/2outでコンプなどはついていませんでしたから)
UA-25は25000円程度でしたのでこちらの方が安くて性能が良さそうです。
今の人は良い時代にいると思いますw。
Rubixシリーズの感想
レビューを見てみると出力される音質は良いみたいですし、(そういわれてみれば出力に関してはUA-25もそれなりに良かった記憶があります。入力音質は値段相応って感じでした)Rubix44とRubix24はコンプ/リミッターがついているのも嬉しいポイントです。
まあ、コンプはゲーム実況など個人放送をしなければそれ程いらないかもしれませんが、ギターや歌など録音するときにあればやっぱり便利です。
個人放送に関して言えばRubix24とRubix22はバスパワーなのでノートパソコンがあればいろいろな場所で放送することができます。
自分の部屋だけでは背景が飽きるのでたまにはリビングでやるなどを考えると、放送の幅が広がって良いかもしれませんね。
この価格帯ならそこまで高くないですし、個人放送を考えている人や簡単な宅録、又はその両方を考えている方にはなかなか便利で良いシリーズだと思います。
ローランドのオーディオインターフェースといえばCAPTUREシリーズというのもあります。
それについての記事を書きましたので良かったら読んでみてください。
音楽機材:Rolandのインターフェース「CAPTUREシリーズ」について考察してみよう
オーディオインターフェースとしてはRMEの「Fireface UFX」を買ったのでその使用レビューもあります。
音楽機材:RME Fireface UFXを買ったからレビュー
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