使用中の薪ストーブ |
管理人の家には薪ストーブが設置してあります。
大きさ的にはまあまあ大きいもので、リビング(オープンキッチン込みの) の真ん中壁側に設置されています。
夏はただのでかいインテリアですがw、今みたいな秋の時期からは真価を発揮してくれて大変暖かい暖房器具になります。
ストーブを扱う時に使うグローブ |
灰を入れる缶 |
自作の薪置き場 右の小さい棚には火をつけるときに使う細かな木が入っている |
薪ストーブの良いところ
これ一つで家中が結構暖まる
薪ストーブはリビングの真ん中壁側に設置されていますが、これだけでリビング内は当然として、リビングのドアを開ければ廊下までほんのり暖かくなります。流石に二階の部屋など家中の隅々までというわけにはいきませんが、家全体がなんだかふんわり暖まる感じはあります。
ストーブがある部屋で洗濯物を干せば、冬の衣類が短時間で乾くというのも利点です。
(あまりにストーブの近くで干すと、少し炭のにおいがつくのはご愛敬ですw。乾かす場合は少し離して干しましょう)
家の中で燃える木を見るのは楽しい
薪ストーブなので当然木を燃やして火が出てきます。バーベキューなどでもなんか火を見るのは楽しいものがありますよね。
これが見放題ですw。
海外で薪ストーブの火を見るだけの番組が視聴率良かったのもなんか分かります。
熱くない分、画面で見るほうがひょっとしたらいいのかもしれませんw。
実際の薪ストーブは炎をよく見ようとして近づくとすごく熱いので。
上でお湯とか沸かせる
これは普通の石油ストーブでもできますけどね。薪ストーブの上は平面になっていますのでヤカンや鍋が置けますし、おでんを軽めに煮込むことも出来ます。
(小さなヤカン程度なら水は沸きますが、大きな鍋になるとぐつぐつには熱くならないです)
アルミホイルで巻いたさつま芋を30分程ストーブの中に入れれば焼き芋を作ることもできます。
ストーブのタイプによってはピザを焼くこともできるみたいです。
(管理人の家のはそういったタイプではない)
ちなみに忘れて放置すると炭になってしまいますのでちゃんと時間になったら取り出しましょうw。
お湯が沸くし煮物もできる |
設置費用
今度は設置費用の話です。
管理人の家の薪ストーブ本体は40万でした。
といってもこれだけで使えるわけではありません。
そうです、煙突の工事というものが必要なのです。
この工事が煙突代込みで50万です。
(ストーブ本体より高い!)
その他、耐熱の壁を室内に設置したり、薪をストーブに入れる際の分厚い手袋や灰を入れる缶などなどを入れますと、
合計100万は必要になります。
思ったよりも費用がかかるものです。
とはいえ管理人の家のストーブは大きい部類のものですので、ホームセンターには小型のストーブが売っており、それならもう少し安くできると思います。
小型ストーブであれば煙突代も安くなります。
(小型のストーブは煙突も細いものでできます。が、細い煙突は煙の上昇率が下がるのでその点のデメリットはあります)
その他ペレットストーブという手もあります。
こちらはペレットという木を固めたものを燃やして使用するものです。
普通の薪は使えないみたいですが、ペレットを扱う店(ホームセンター等含めて)が近くにあれば薪の調達に苦労することはないメリットがあります。
後、地域によっては薪ストーブの設置に補助金が出るところがあります。
そういった地域に住んでいる方はそれを活用することもできます。
(管理人の地域では10万円の補助が出ました)
家の壁と煙突の接続部 |
外の煙突 上らないといけないので掃除が大変 業者に頼むと3~4万円くらいする |
外の煙突 下の部分は開けられる |
煙突の他に、下には空気を入れる菅もある |
薪の調達について
暖炉を使っている人もそうでしょうけれど、これが薪を使うストーブ等の暖房器具にとって一番のネックになります。
調達方法1 買う方法
ホームセンターに少し売っているものはバーベキュー用なので、少ないし割高になるため、あれはやめておきましょう。
山の方にある街へ行くと、道沿いなどで大量に売ってくれる販売所があるのでそこで買います。
大体軽トラック一杯で値段は2万円程でしょうか。
少し良くない木(脂分の多い杉とか。脂分が多いとススが煙突につきやすいからできれば避けたい)でも18000円はするのでそれくらいは要ります。
このトラック一杯分の薪がどれくらいでなくなるかというと、
約一ヶ月です。
なのでその年のシーズンで考えると大体一年で10万程かかることになります。
勿論夜のみんながいる時間だけとかに限って使えばもう少しこの費用は減りますが、家の人がいつでも不自由なく使えばこれくらいはかかりますね。
調達方法2 自分で調達する方法
自分で山を持っていたり、山や林を管理するような仕事をしていればできる方法です。
といってもそんな人ばかりではないのが普通でしょう。
そこでとれる方法は、山と関係ある近所の人とのコネを築くことです。
近年は木が余っているらしく、間伐した木が結構そのまま放置されていたりします。
間伐したはいいがそれを活用する方法がないのでそうなっているのですが、これを貰うことは可能です。
正し貰うにはコネが必要です!
いらなくて放置されているとはいえ、勝手に持っていくのは犯罪です。
必ず所有者の許可が要ります。
なのでこの方法をとる方は近所づきあいを大切にしましょう。
後、貰うといっても長い丸太そのものの場合もあるので、自分でチェーンソーを買う必要が出てくる可能性があります。
(気の良い所有者の方だと大きくカットしてくれたりしますが、あまり期待しない方が良いでしょう)
それにこの方法は木を運ぶための軽トラが要ります。
(これは薪を買う場合も同じですけど)
それから薪ストーブに入れるだけの大きさに薪割りをする斧も要ります。
さらにその木を暫く乾燥させるための土地と時間も必要です。
その乾燥させる時間はどれくらいか、
それは一年です!
乾燥させないとうまく燃えてくれませんので必ず必要な工程です。
「それだとその薪を保管しておくスペースが必要になるじゃん」
という声が聞こえてきそうですが、その通りです。
相当な土地のスペースも必要です!
しかも屋根つきの!
金属のトタンをかぶせて石を乗せた方法をとっている方もいますがあまりよくはありません。(全くダメなわけではないですが)
小屋とは言いませんがやっぱり屋根付きのところの方がよく乾燥して良いです。
ブルーシートで全体をずっと覆うのはNGです。
以前ブルーシートをかぶせて秋中覆っていたら木がカビだらけになってしまいました。
どうやらある程度の通気性が必要なようです。
(さっきのトタンをかぶせるだけの場合も、上にかぶせてあって横は空いているので通気性は良いようになっている)
と、このように薪の調達はお金をかけるか、手間をかけるかの二択を迫られるものであると言えます。
(買う場合の薪はちゃんと乾燥させてある。なので高いとも言えますね)
たくさんあるように見えますが一冬でなくなる量です |
裏からみた様子 |
来年用に乾燥させている木材 |
保管場所に置ききれていない木材 |
灯油のタンク 頼めば入れに来てくれる |
最後に
薪ストーブは薪の調達や煙突等の設置費用などいろいろと難があるように見えます。
が、それをも楽しみの一つと考えられる人だけが持つものなのでしょうね。
けして楽でないのは確かです。
灯油は値段に左右されるとは言っても、やっぱり灯油ストーブの方が簡単であり低コストなのかもしれません。
が、薪ストーブにはそれら灯油のストーブにはない火を見る楽しさや温もりのある温かさなど、薪ストーブ独特の良い点がやっぱりあります。
使用に手間がかかる分、リビングで火を見ながらの一杯、格別です。
(個人的にはあまりやりませんけどねw)
そんないろいろ良さも苦労もある薪ストーブ、皆さんも設置してみてはどうでしょうか。
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