おでんを美味しくする基本的で簡単な方法!

2017/09/11

生活の豆知識 料理の小技


九月に入り、最近はめっきり寒くなってきました。
こうなってくるとおでんがだんだんと食べたくなってきます。
なのですが管理人にはいつも不満に思っていることがあるのです。
それは、

家で作るおでんがあまりおいしくないということです。


そうなのです、時々食べる外の店のおでんコンビニおでんの方が圧倒的においしく、
家で作ったものは何故かいつもいまいちな感じなのです。
なので管理人はあまりおでんが好きではありませんでした。
(自分なりに少しいろいろやってみたのですが、うまくいった事がないため)




油抜きという作業が必要


普通に作ってるはずなのに何故こうも味が違うのか長年思っていたのですが、
先日テレビを見ていて分かったことがありました。

家のおでんでは油抜きしていなかったのです。


油抜きとはおでんの大半を占める練り物(揚げてる系)の油分を落とす工程のことです。
これをやらないと油がギトギトのおでんになります。

この情報を得てから思い出すと家のおでんは確かに油分が多い気がします。
ギトギトしてるかと言われたらそうかもしれません。
通りで外食のおでんはたくさん食べれるのに、家のおでんは少しの量で
もう食べれない感じになるのかと腑に落ちました。
(ダイエットをしてる方にはこっちの方がいいのかもw)

そのテレビの情報によりますと、
おでんは具を入れればいれるほどいろんな味が足されて
おいしくなっていく食べ物なのですが、練り物の油は少量ならまだしも
増えていくとおでんスープに浮いてきますし、
酸化して出汁の風味を下げてしまうようなのです。
これは練り物を増やせば増やすほどそうなってしまうので、
いろんな具材から出る出汁でおいしくしようと具(練り物)を
たくさん入れれば入れるほど味が落ちていくという状況になってしまいます。

これではせっかく作ったおでんがもったいないものになってしまうので
油抜きという作業は絶対やった方がいいなと思いました。
(家のおでんは大根とこんにゃく以外はほぼ全部練り物で構成される)


油抜きの方法


というわけで油抜きの方法です。

1、鍋を用意して湯を沸かします。
2、そこに練り物(揚げてる系)をくぐらせてからお皿などに上げます。
終わり。

これで終わりかいと思われる方もいるでしょうがこれで終わりです。
あんまり長時間煮ると練り物の旨みも出て行ってしまうので、
さっと短時間でいいそうです。
(とはいっても油分は抜け切りませんので、
旨みより脂分を抜く方が重要と思う方はもう少し長く煮ると油はより落ちていきます)

もっと大層な作業が必要かと思ってましたが、
これだけなら苦にならずにできそうですね。

この作業はに入れる魚物にも応用ができそうです。
に生の魚を入れていくとどうも鍋全体が生臭くなるなーといつも思っていましたが、
この油抜きというか湯通しをすればその生臭さも軽減できるのでは、と感じました。
なのでに鮭やらの魚を入れるときはやってみようと思います。
(タラならさっぱりしてるからやらなくていいかも)



さらにおいしくするために大根やこんにゃくを下ゆで


ついでなので、さらにおでんをおいしくするためのテクニックをご紹介。

大根の下ゆで

1、たっぷりの水を入れた鍋に大根を入れる。
2、そこに大さじ1~2杯くらいの生米を入れる。
3、火をつける。
4、沸騰したら弱火にして20分程度ゆでる。
これで大根のえぐみがとれ、尚且つ味が染みやすくなります。

こんにゃくの下ゆで

1、お湯を沸かします。
2、そこにこんにゃくを入れて2~3分煮ます。
これだけですが、えぐみなどがとれます。

この工程をしてからおでんを作るとよりおいしくなります。
(大根とこんにゃくの二回もお湯を沸かす時間がなければ、
大根をゆでたお湯でこんにゃくを煮るでもいいと思います)
あとはおでんスープに入れて自分好みな味の染みと柔らかさになるまで煮ましょう。

あとこれは煮物のテクニックなんですが、
味が染みこむ時というのは温度が下がる時らしいので、
一旦沸騰する手前まであたためてから火を切り、
ある程度温度が下がってから、また火をつけるのを繰り返すという方法でも
味が染みていくと思います。
良かったらやってみてください。


そして最後に油抜きをした練り物を入れていきます。
練り物などの魚物は長時間煮込むと風味が逃げてしまいますので
あまり煮込まないようにした方が良いようです。

が、出汁としてすこし出て欲しい気もしますので
その辺りは少しだけ煮てみたりと研究が必要ですね。


おでんの素を使う場合でも出汁はとる、そして沸騰させない


おでんスープも自分で一から作るとなるとかなり大変なので、
市販で売っている「おでんの素」で作ることは多いのですが、
やはりこれだけでは物足りないものがあります。
なので管理人としてはこれに出汁をプラスさせることをおすすめします。

具体的に言うと水に漬けた(できたら数時間)コンブと鰹節です。
この両方を入れるとすごくおいしくなります。
(特に鰹節は分かりやすくおいしくなる)

適当に入れてもおいしくなるのでそれでいいのですが(丁寧にやっても当然いい)、
この際の注意点としては沸騰させないことです。
知っている人も多いでしょうが、出汁を沸騰させ続けると風味が飛びますし、
具材もくずれていきます。(じゃがいもなんて特に)
ただぬるい状態を続けるのは菌の繁殖的に良くないので、
沸騰する手前らへんを維持するように煮ましょう。

後はウインナーやソーセージを入れるのも良い出汁がでるみたいなので、
やってみるのもいいでしょうね。
実際にやってみたことがありますが、これらとおでんのスープとは案外相性がよく
おいしく食べられますよ。
(管理人的にはここから出汁が出てるとはあまり感じられませんでしたがw)

これだけやれば家でのおでんがぐっとおいしくなるでしょう。
では、エンジョイおでんライフ!



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